§2 髪色
前回§1「肌色」では、人には様々な肌色があり、それを赤味の有無を基準として分類すると、暖色肌or寒色肌という大きなカテゴリーに二分する事が可能だと言うお話でした。ココで改めまして、二つの肌色を提示してみますと…
暖色肌(type_A)
寒色肌(type_C)
それぞれをこの場で(type_A)(type_C)と命名します。BやDがあるんだな…と、直ぐにお察しでしょうがそこはずっと先に解説いたしますので、先ずはこの二種類に絞っていきます。人の肌色を4分割してコーディネイトしていく考え方は世間一般に珍しくはありません。「春」「夏」「秋」「冬」というネーミングでこれを解説した考え方をお聞きになった事があるか…とも思います。type_A=「春」/type_C=「冬」と考えて頂いて差し支えありません。
さて、ここで一つの髪の色を提示いたします。
青い髪です。この髪色の人は、10月末日の渋谷にでも行かない限りめったに出会う事はないかもしれませんが、話の都合上素直に受け入れて頂けると助かります。この髪色を暖色肌(type_A)に合わせてみますと…
(図1)こうなります。そして次に寒色肌(type_C)に合わせてみますと…
(図2)こうなります。ここで、なんとなく(図1)よりも(図2)の方がしっくりきているから、青い髪は、もしもそれに染めるとするなら寒色肌(type_C)の方が似合うようだ……と断定するのは簡単なのですが、皆様には今ひとつ一歩引いて客観的に観察していただく為に、もう一度一番初めの、暖色肌(type_A)のところにスクロールして再確認していただいた後、またこの(図1)をご覧下さるとどうでしょうか?背景となるこの暖色肌の色味からやや透明感が減少し、くすんで見えるように感じる事はないでしょうか…
逆に(図2)の方を見ると、髪色イメージを重ねる前の肌見本画像よりも、背景に透明感が増し、全体がスッキリとして見えるように感じませんか…?
この状態を私たちは「お似合いですね…」「若々しく輝いていますね…」と表現します。
二つ目の髪色を提示いたします。
モスグリーンの髪です。これまた身近には到底いらっしゃらないでしょうが、そこを一つ柔軟に……これをまた同じように肌色に重ねてみますと…
(図3)
(図4)
となります。今度は逆に寒色肌(type_C)よりも暖色肌(type_A)に重ねたイメージ(図3)の方がしっくりとスマートに見えると思います。
これが「配色」です。
この辺で現実的に言うところの「茶髪」と呼ばれる色を2種類…
これをまた、連続して件の肌色見本に重ねてみます。
(図5_a,b)
(図6_a,b)
(図5_a,b)よりも(図6_a,b)の方がしっくりと落ち着いて見えるし、背景の肌色に透明感がやや増して見えるのをご理解いただけますでしょうか…
このようにPersonal Collarの考え方は、「貴女は赤がお似合いです!」「貴女は青がお似合いです!」というような単純な話を天真爛漫に断定するのとは全く違っていて、一口に「赤」という色を提示しても…
このようにすぐ4色くらいの色は思い浮かべられるし、また、巷の格安衣料品店に行けば、この4色全部のニット製品が揃っている事も珍しくはありません。
そこで貴女に似合う赤…がどのような赤なのか…という事についてアドバイスするのがPersonal Collarのご提案になるのです。(続く)
●JOE
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