Personal Collar

貴方の髪色はPersonal Collar?

自然界の色は、黄色を出発点として混合されながら発色していく色(Under Yellow)(暖色)グループと、
青色を出発点として混合されながら発色していく色(Under Blue)(寒色)グループにまず二分されます。
更にそれぞれを、その鮮やかさの度合いの中間点を基準として二分し、合計四つのカテゴリーに分けられます。

人は誰でもこのうちの一つのグループを纏うことによって見た目の姿に調和が生まれ、
活き活きと輝き、そしてスッキリと垢抜けた雰囲気を醸し出す事が出来るのです。
その色グループがPersonal Collar(パーソナルカラー)なのです。

すべての選択肢…靴、お洋服、アクセサリー、そしてヘアカラーにおいて、
パーソナルカラーを意識するのとしないのでは大きな違いが生まれます。

ベージュ…ピンク…グレイッシュ…ダル…アッシュ…マット…透明感…!?

20世紀の美容室シーンで毛染めの経験をお持ちの年代の皆様にとっては、色選びと言えば、「栗色」とか「褐色」とか「自然色」というキーワードをベースに「7トーン」「9トーン」などの明るさを表す用語で絞り込んでいくのが一般的だった事を記憶していらっしゃると思います。
もちろん今でもそのようなシンプルなアプローチで、髪の色を決める事に特に問題もありません。しかし昨今のファッション誌等で取り上げられているアプローチでは、先ず髪の毛の染色ということではなく、メイクやファッションで取り入れた色相をそのままダイレクトに髪色に生かそうという試みが増えてきたように感じます。

ところが毛髪には元々の色素が、それ自体の「発色」という役割を越え、髪の毛そのものの形状を安定させる為に存在しています。これが「メラニン色素」であり、ユーメラニンとフェオメラニンに分かれます。
私たちは毛髪という生身の身体部位に対して、純粋にファッションとしての毛染めを楽しむ為に、元からあるメラニン色素の一部、あるいは全部を一旦殺してしまう必要があるのです。どの程度殺すのかの部分にダメージの加減と発色の加減が全てかかっているというのが、非常に悩ましいところであり、お1人お1人がオリジナルであって、他人の発色があまり参考にならない原因となっています。

グレイッシュ…

21世紀のヘアーファッションシーンでは、特にグレイッシュなカテゴリーのカラーが注目されているように感じます。色彩学においては一口に「グレイッシュ」と言っても広い範囲に分布する色ではあるのですが、人の髪色におけるグレイッシュとは、要するに日本人特有のユウメラニン(赤褐色メラニン)を出来るだけ脱色した後に発色する、アッシュカラー(灰白)やマット(灰緑)のような色と、茶が混ざったような髪色をグレイッシュと呼んでいるようです。
すなわち、このグループの色合いに毛染めをすると「透明感」を感じる…というのが皆さんの目的であろうと思います。

ブリーチコントロール

当サロンでは、皆様にパーソナルカラーを少しでも考慮したヘアカラーの提案を心がけています故…可能であれば事前のブリーチ作業を素早く行う事を厭いません。ブリーチと聞くと一部のお客様は即、髪のダメージを連想なさるかもしれませんが、それは必ずしも一旦金髪にします!…という類のブリーチではなく、メラニン色素の細胞を少し柔らかく還元して、ヘアーカラー剤が十分に作用する為の前処理…という性格のものでもあります。とにかく一番大事なのは、貴方らしい髪色が、何処にでもあるようなものではなく、確実に発色しているかどうかを実感していただきたい、と言うのが我々の願いです。

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